PC

薄型のノートパソコンって壊れやすい?

場所や時間に依存しないならノートPC。
持ち運ぶからこそ軽いものを選択したい。
でも薄くなる分だけ壊れやすいの?

コロナ禍でテレワークが促進され、ノートパソコンが品薄になって量販店にいっても、メーカーサイトでも短納期で購入できない時期もありましたが2021現在は少しは落ち着いているようです。(半導体不足の影響はまだありますが…)ご自宅でテレワークともなると、やっぱり持ち運び時に感じる「重さ」がストレスという方も多くいらっしゃるようです。最近のPCはここまで薄くなったんだと10年前のPCと比べると、厚みがずいぶんなくなったと感じます。それと同時に聞こえるようになってきたのがノートPCの故障です。以下薄型になってから良く聞かれることについて記事にしたいと思います。

移動時の破損による故障が多くなってきた

PCを取り扱い、故障時に対応しているお店の店員でよく言われていることは、昔よりノートPCの故障で訪れるお客さまがおおくなってきている、ということです。コロナ禍において働き方が大きく変わり、ノートPCを持ち歩く頻度が高くなったことで、故障が多くなったのでは?という声も聞かれる一方、昔と比べて「薄さ」や「軽さ」を追求してきた結果、昔よりも構造的に頑丈でなくなったという声も聞かれます。頑丈なPCを購入すれば重くなるので、そのストレスを軽減したい方は「薄さ」「軽さ」を追い求めるなら、移動時の収納バッグにこだわることをおすすめします。

高性能になったため、ノートPCの温度があがり、不安定に。

デスクトップPCは構造上隙間があり、ファンなども個数が多く、機能も高いので、PC内の温度は一定を保てます。しかしノートPCは構造上隙間がなく、作業内容によっては、すぐに温度があがり動作が不安定になるという声が昔よりも多くなりました。これはPC事態が高性能になってきていることに依存しています。高性能であることと発生する温度は相関関係にあるので、科学の進歩は温度を上昇させるといっても過言ではありません。パソコンの温度が上がると以下のような悪影響が起こります。

写真_ブルースクリーン

パソコンの温度があがることで起こる悪影響

突然パソコンがシャットダウンする。

パソコンはCPUが高熱になって故障しないよう、一定の温度を超えると自動的に電源をシャットダウンするよう設計されています。
よって高温になると作業中でも保存する猶予もなく、突然パソコンの電源が切れてしまうのです。
大切なデータを失わないためにも、パソコンの温度は適温に保つのが大切です。

電源が入らない!!

高温の状態でパソコンの電源を入れようとしても、うまくいかないことがあります。
強制的にシャットダウンした後は、上記の設計上、温度が下がらないと電源が入らないのです。実際電源がはいらなくなり、販売店に持ち込み店員と一緒に起動しないことを確認した上でメーカーに修理依頼をしたところ、「お客さまの症状を確認することができませんでした、よって内部を掃除し返送いたします」などと、修理ではなくクリーニングのみで送り返される事例も。
また突然のシャットダウンを繰り返した結果、パーツやデータがダメージを受けて、パソコンが故障してしまったという声もまれにあります。

パソコンの処理能力が低下する

パソコン内のCPUは人間の身体に例えると、脳に該当するパーツです。人間が熱を出すとぼんやりして考えることが難しくなるのと同じで、パソコンも高温になるとと処理能力が低下します。CPUが近年はパソコンで複雑な処理をすることが多くなり、その結果熱が出るため、高温になるとそれ以上温度が上がらないように動作を停止するのです。その時は、パソコンの動作が重くなったり、ブルースクリーンになったりします。フリーズして動かなくなることもあります。

その他のもパーツの寿命が短くなったり、最悪の結果発火したりと、パソコンは高温になっても良いことは一つもありません。

 

パソコンの温度を下げる工夫

写真_エアコンをつける女性

室内を冷やす

夏場の熱暴走がよく聞かれます。当たり前ですが室内の温度を下げることは、パソコンの温度を下げることに有効な方法です。小型扇風機を使って物理的に温度が上がっている部分に直接風を当てるのも有効的です。

パソコンの底部を持ち上げる(ノートPC)

本体と机の間に本などをはさみ、底部を操作に支障がない程度に、斜めに持ち上げることも有効です。本などは滑り止めがないため、PCがずれ机に落ちる際に衝撃で壊れる危険性もあります。簡易的に隙間をあける際はくれぐれも注意しましょう。最近は専用スタンドが市販されているので購入することをおすすめします。またスタンドを利用することでキーボードのタッチがしやすくなったり、姿勢も前かがみにならくなるので機能性でもおすすめです。

写真_ノートPCクーラー

ノートPC用の冷却台(クーラー)を利用する

最近ではUSBからの給電で動作する冷却台が多く販売されています。複数のファンや大きいファンが駆動することでパソコン底部の温度を下げることが可能です。動作音もほとんど聞こえないものも登場していますので、試してみてはいかがでしょうか?ちなみに計測するとCPUの温度が10度くらい下がりました!

パソコンのトラブルに悩まされている方は
大仙市大曲のアネックスにご相談ください。

いくら気をつけていても、持ち運びが前提のノートPCにはトラブルがつきものです。そして精密機器であるPCのトラブルの原因を突き止め、解決するには経験やスキルも必要となります。パソコンのトラブルに悩まされている方はぜひお気軽に大仙市大曲のアネックスにご相談ください。

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